物語を現実に

この現実世界が、ファンタジーのような感動にあふれた世界になりますように。

後でわかる、とりあえずやってみろ

 これを信じられる上司と信じられない上司がいるように思うが、ここの違いは一体どこにあるのだろうか。

 自分でもこれを後輩に言っていることがあるが、自分はこれを信じてもらえているだろうか。

 

 いくつか要因として思いつくのは

・その上司が自分の進みたい道の先に立っていると実感する

・違う道の人だとは思うが、人間的に尊敬できる

・圧倒的な行動量に裏打ちされた実績が目に見える

 

ここらへんだが、一番ややこしいのは、「人間的に尊敬できる」という部分だ。

ハードスキル(例えば手術の腕前、プログラミングの技術など)で優れている場合はとてもわかりやすく、自分も腕を磨こう、もっと練習しようと思うが、人間的に尊敬できる、というのはこっちのスキルのことではないだろう。

ハードスキルに対し、ソフトスキル(コミュニケーション力、思考力、発想力、優しさ、ビジョンの大きさなど)があり、この点が優れていて、かつ自分が上司のそれらを実感できたときに、「人間的に尊敬できる」という風になるのだと思う。

 

 よく言われることではあるが、ソフトスキルを測るのは非常に難しい。しかも人によって感じ方が様々わかれる部分でもある。ソフトスキルを磨くのが難しいというのも、定量化や可視化が難しいところによるのだろう。

 

 

書いていて思ったが、もう一つ要因があった。

それは

・自分にやさしくしてくれているか(打算的であれ本心であれ)

というところだ。自分に対して好意的に接してくれる人、自分のことを認めてくれる人、自分のことを考えてくれている人の発言は、信じやすいものがある。相手がただ、自分の意見を押し付けたいだけのように感じたら、それは確かに信じにくいだろう。

 

ざっくり考えると、ハードスキルの面で同じ道にいるかどうかは完全に運次第(もちろんそれが同じ人を探す努力も必要だが)なので、人間的魅力の高い上司を見つけるようにするのが結局のところいいと思うし、自ら信じてもらえる人間になるために、自分もそういった魅力を挙げていく必要はあると感じた。

ハードスキルも大事だが、ソフトスキルも意識して身に着けていこうと思う。