人間は怠惰な生き物である
友達の凄腕フリーエンジニアと会ってきた。そいつはとってもすごいやつで、色々なベンチャー企業のプログラミング面での支援をしたり、自分で課題を見つけてデータセットを作り、大企業に売り込むなど数多のすごいことをしている(ふわっとした表現で申し訳ないが、詳しく書くと特定されかねないため)。
まあ別にそいつがすごいかどうかはともかく、面白いやつであることは間違いないし、話していて楽しいし刺激をもらえるので、隙があれば会うようにしている。
さてそいつと今回会ってきて、一つ興味深い話を聞いた。
「人間は怠惰な生き物である。だから、その怠惰を解決してあげるようなビジネスは大抵うまくいく」
という話だ。
最初はあまりピンとこなかったが、言われてみるとしっくりくる。確かに、就活のエントリーシートを書くのがめんどくさいし、情報を集めるのが大変だから、就活サイトはうまくいったし、掃除機も洗濯機も人間の怠惰を解決するものだし、本屋に行くのがめんどくさいからアマゾンも成功した。
人間の怠惰を解決していくことがある意味今までの多くのビジネスのモデルであり、適切な仮説と適切なモデルを立てられれば、多くの物はうまくいっていた。
これが自分のやりたいビジネスなどにどう当てはまるかはわからないが、この視点は常に持っていたい。逆に言うと、人間はよほどやる気があったりモチベーションがない限り、めんどくさいことができないということなのだから。
ちなみにそいつの生き様も、自分が狭い世界から脱出しよう、と思わせてくれるに至ったやつである。負けずに頑張りたい。