物語を現実に

この現実世界が、ファンタジーのような感動にあふれた世界になりますように。

成長期の子どもくらい成長し続けられるか?

 先に言っておくが、身長や体重の話じゃない。生涯成長し続けたら恐ろしいことになってしまう。3mなんてめじゃない進撃の巨人の誕生である。

 今回言いたいのは、知能や能力の成長のことだ。

 

 「あらぁ~、大きくなったわね~」

 小さいころ、親戚のおばあちゃんの家に行ったときによく言われるセリフで間違いなくトップ3に入るのがこれだ。

 「前までこーんなに小さかったのにねぇ~」

 と、わずか2,3歳くらいの時のことを10年以上たっても言われ続けた人はきっと大いに違いない。このように、子どもの頃は、体格と知能が著しく発達し、大きく変化する。この時期は1,2年合ってないだけでも変化が大きく、実際に驚かれることも多い。

 「いつの間にかこんな賢くなっちゃって!」

 などのセリフも大体定番であろう。

 

 ところが、このような言葉は、大人になるにつれ言われなくなる。当然だ、人間の身体的な成長は大体18歳くらいまでには完了するのだから。それ以降は大体同じ背丈で、多少体重が減ったり増えたりしつつも、同じくらいの背格好で生きることになる。また頭脳の方も子どもの頃は数年で大きく変化するが、大人になるにつれその変化は緩やかになる。

 

 26歳になり、御多分に漏れず私も「おおきくなったわね~」とは言われなくなった。それは別にいいのだが、ここ最近「いつの間にかこんなに成長したわね~」と驚きをもって言われることもなくなった。変化が緩やかになっている証拠であろう。

 今までこれは当たり前のように受け止めていたが、果たしてこれを素直に受け止めていいのだろうか、と最近感じるようになった。

 今の私は、つまり緩やかな変化のみで、外の人からわかるような大きな変化を遂げられていないのだろう。それはつまり、私が少しずつしか成長できていないという証拠でもある。

 悪くない、別に悪くないのだが、これはどうも私としては嬉しくない。つまるところ、子どもの時より成長速度が落ちているということではないか。一生は長いが、できるだけ長く、成長期の子どものように圧倒的速度で成長し続けたいところ(爆速の与沢さんじゃないけど)。

 いずれにせよ、毎日の積み重ねが重要になる。ご飯を食べて運動して、と同じ要領で、たくさんインプットしてごりごり頭を使い続ける。これしかなかろう。

 いつも、「成長期の子どもと同じくらい成長できているか?」と頭の片隅で唱えておくとしよう。