物語を現実に

この現実世界が、ファンタジーのような感動にあふれた世界になりますように。

自分の友達が自分の苦手な人と仲がいいともやもやする…という感情

 自分の友達や仲のいい人が、自分の苦手な人や嫌いな人、自分のことを邪険に扱う人と仲がいいと、結構もやもやすることってあるんじゃないかと思う。これは決して不自然な感情ではないように思う。

 しかし、これを自分の友達や仲のいい人に「あの人と仲良くしないで!」というのは全然筋が通らない。それを決めるのはその友達だし、自分の好き嫌いで友達の交友範囲を狭めるのは非常に身勝手だと思う。

 しかしもやもやする、なんかいい気分じゃない、というのは事実なわけで…。せめて自分の見えないところでやってくれたら、と思うのは自然の感情なんではなかろうか。その友達が自分のことを陰口言ったりないがしろにしたりするのでないならば、見えないところでやっているなら特に自分の気持ちがごちゃごちゃになることはないのではないかと思う。

 

 なぜ今回そのような話をするかというと、自分が「友達」の側として話を受けたからだ。もやもやする、という気持ちを正直に打ち明けてもらい、かつ別にコントロールしたいわけでもなく、それでどうこうしてもらおうなどおこがましいこともわかってる、だから言うのもすごく迷った、と言われた。

 仕事の関係上の話でもあったので言う必要もあったのだろうが、実際これを「友達」の人に言うのは非常に言いにくいだろうと思う。

 それで別の人と仲良くするのを止めるわけではないが、その人が(今回の件ではもやもやしているのはその人だけではないが)もやもやしているその気持ちを、しっかり受け止めることが大事なのかなあとは感じた。

 どちらとも仲良くしたいと思っている「友達」側の立場からすると、それでほかの人と接するのを控えたりとか、そういうのは不健全なように思うのでそんなことはしない。でも、せめて見えないところで仲良くするほうがいいのかなあとは思った。みんなのもやもやをあえて引き出すように行動することはあるまい。そういう意味でも、みんなのもやもやを知っている、それを感じている、ということだけでも意味があることのようには思った。