物語を現実に

この現実世界が、ファンタジーのような感動にあふれた世界になりますように。

ビジネスはマクロからじゃなくてミクロから

 ツイッターにこんなつぶやきを見つけた。

<blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">高学歴の人ほど、マクロ環境から無理やりニーズを抽出する傾向があって、例えば、「日本は少子高齢化が進んでいるので、高齢者に保育をさせるマッチングビジネスがうまくいく」という話を今年3回くらい聞いているが、保育を依頼する親側のニーズを理解していなさすぎて、典型的な高学歴バカだなと思う</p>&mdash; 事業家 (@Midnight_Tokyo) <a href="https://twitter.com/Midnight_Tokyo/status/1136232516031922176?ref_src=twsrc%5Etfw">2019年6月5日</a></blockquote>
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これはまさに自分のことだなあと結構反省している。

頭がいいかどうかはさておき、どうにか国立の医学部に通っていた私はそこそこ高学歴だと思う。そしてそんな私がビジネス立案などしているときは、大体マクロから大上段にビジネスを創る傾向があった。

「キャリアのことを早期から考える必要性が叫ばれている。ならば、企業を誘致して、いろんな企画を高校生や大学生にやってもらえれば、企業もアピールになるし、高校生や大学生にもいい刺激になるんじゃないか」

みたいなことを考えても、明らかに受け手の高校生や大学生のニーズがわかっていないというか、だれもそんなこと望んでないというか、割とそんな感じだ。

 

基本的にビジネスというのは、誰かの課題解決もしくは願望実現をしてお金をもらう仕組みだ(友人の受け売りであるが)。

マクロからビジネスを考える際の最大の問題点は、あまりにも大きな「社会の流れ」みたいなだれも得しないものに着目して、結果的に目の前の人達の課題も願望も無視していることだ。

 特に私みたいに、現場に全然触れていない人ほど、机上の空論を立てやすい。

 

 最近医療の現場に入ってよく思うのは、社会的によく言われていることと、実際の現場はかなり違っていて、だからこそ現場を知っている人たちから発信、課題解決をしていくことが大事なのだということがわかる。

 実際大きくなったビジネスを見ても、基本的には目の前の課題解決、つまりミクロの点から始まって、そこから大きくなっていったのがほとんどであるように思う。

 高学歴な人ほど、まずはミクロから。常に忘れないようにしたい。