物語を現実に

この現実世界が、ファンタジーのような感動にあふれた世界になりますように。

好きなこと×得意なこと×お金になること×世界が求めること

 よく「好きなことで食っていけると思ってるんじゃねえ!甘ったれるな!」

 といったような発言やコメントを見かける。

 そんな時の私は、

 何を言っているんだこいつは…という気持ちと、

 うーんまあわからんでもない、といった気持ちが半々だ。

 

 確かにゲームが好きだからゲームで食っていくんだ!とか口では言うけれど、実際にそれができる人は多くないし、親とか先生、上司なんかもまあ純粋な確率論から見てそう言ったりするだろう(多くの場合は自分の価値観から外れてるために完全拒否しているだけだが)。

 私自身、ゲームで食っていきたい!ともし自分の子どもに言われたら、少しだけ悩むかもしれない。

 でも私だったら、自分の子どもをその世界に送り出すだろうと思う。結局そいつの幸せは、そいつが好きなことをできているかどうかに大きくかかわると思うからだ。

 それで稼げたら苦労しないって?本当にその通りだ。

  

 だからこそ、もう一つよく言われることとして、「好きなこと×得意なこと」をやれと言われる。確かに、得意なことかつ好きなことであればよさそう。

 しかしいくら「ペットボトルのキャップを締める」ことが得意で、それが好きでも、それで生活できるかどうかはなぞだ。

 ではなにだったらいいのだろうか?その時に最近言われているのが、タイトルの四つの掛け算、好きなこと×得意なこと×お金になること×世界が求めることである。

ネットにちょうどいい画像があったので拝借した。

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https://www.shigotoba.net/expert_interview_1812_fukugyoukaraparallel.html より引用

 それぞれの「こと」を満たしていれば満たしているほど、自分の生きがいに近づく。逆にどれかかけていれば、それに応じたなんかのマイナスがつく。

 

【全部満たしてるものってあるの?】

 もちろんこれらをすべて満たすような何か一つのことがあればいいのだが、人生そううまくはいかない。でもそもそも、自分が何をしたいのか、将来どうすればいいかわからない、といって迷子になっているときに、上記の図は非常に参考になる。

 まずは各「こと」に該当するものを自分で書き出してみる。領域をまたいでいるものがあればおいしいが、またいでいなくても構わない。

 例えば私の場合、

①好きなこと:物語を創る、ビジネス、アニメなどを見る

②得意なこと:文章を書く(ここのブログの記事のクオリティには突っ込まないでくれ…みんなに「文章うまいね!」って言われたからなんじゃ…)、論理的思考、発想

③お金になること:医者

④世界が求めること:医者、メンタルの安定を作る

 

こうしてみると全然領域をまたいでいない笑

ただこうやって整理することで、特に今の進路に悩んでいるなら、それを決めるための一助に必ずなるであろう。

 

もう一つこれらを書き出すのは意味があって、それは

「好きなことを仕事にするために何が足りないのか?」

がわかる、ということである。

例えば私にとって物語を創ることは好きなことだが、それをお金にする方法を心得ていない。

 だったらどうやったらお金にできるか?を見出していく必要がある。

 同様に、どうやったら得意になるか、どうやったら世界の役に立つか、といった、一つの要素をほかの領域をまたげるように成長させるにはどうすればいいか、という考え方ができる。

 例えばもし折り紙が好きで、でも折り紙ではお金にならないかも…。

 というのなら、「ライブペインティングならぬ、ライブ折り紙ででかい紙を使ってショーをやればお金になるんじゃないか」とかいう考え方ができる。

 

 こうやって好きなことで生きていくための方法を見つけることができれば、

 「あまったれるんじゃねえ!」みたいな言葉を聞き流すことができるようになるなあと信じている。ああってかそうやって聞き流したい…