あえて王道を行くか、獣道を突き進むか
現在今後の身の振り方に悩んでいる。
平たく言うと、やりたかった教育系の領域に飛び込むか、それとも医療者として専門性を身に着けていくか。
元々は研修医の二年が終わったら医療界から離れ、教育系の世界に飛び込む予定であった。医療×教育を実践したかったのだ。
しかし、実際に社会にインパクトを与えようというならば、専門性を持っていることは非常に重要な点である。アメリカのスタートアップのユニコーンも、確か40代の専門性をもった起業家が最も成功率が高かった。
自分がもし教育領域、ビジネス領域などの掛け合わせをしようとするならば、医療の専門性をもっと磨いたほうがいいのでは、というのも非常に頷ける話だ。例えば児童精神科としての臨床経験を積んだうえで、学校教育に踏み込んだり、新しく学校法人を立ち上げるというのは、ただ二年医者をやっているだけの人がやるより説得力もあるし、そこで発揮できる価値もかなり変わってくるだろう。
ただ一方で、残りの大事な20代の3~4年間を、ただただ医者をやっていていいのか、という気もする。今が最も若く、多動で、エネルギーがあるのだ。未来そうなることはない。ならば、今自由に動けるうちにやりたかった領域にとびこんでみるべきではないか。
結構悩ましい。医療の専門性を身に着けるためあえて王道を行くか、それとも誰も通ったことがない獣道を突き進むか。
ただ、一応病院の見学は行ってみようと思う。
余談だが、最近よく考えるのは、「20歳のころイメージしていた26歳としての生活をしているか」というところ。もっとバリバリとビジネスを回しているイメージだった笑
現在医者をやっていること自体には後悔はないが、それでももっと密度高く色々とやっているイメージだったように思う。
過去の自分を裏切ってはならないな、と最近はこれを発奮材料にして活動している。