物語を現実に

この現実世界が、ファンタジーのような感動にあふれた世界になりますように。

島の夜は暗いぞ!!

 今日はただの日記のような。

 お仕事の都合でしばらく島におるなうです。島の病院にしてはそこそこ大きいところですけど、こう往診とか巡回診療ののどかさと言ったら素晴らしいの一言ですね。時間がゆっくり流れて一日にゆとりがあるような気がします。

 まあたまにはね、救急車がきたりね、ドクターヘリで搬送になったりとしますけど。

 

 当然島なので、店は早く閉まります。夜ご飯を食べられるところはほとんどありません。カフェは大体17時にはどこも閉まります。

 幸いにも車で5分程度のところに24時間空いてるコンビニがあって、島としては結構いいところだと思うのですが、東京の便利さに慣れた身としてはなかなかびっくりするところがあります。

 

 ついさっき、近くのコンビニに行こうと思い立ち、車に乗ろうとしたら、駐車場がほんまに真っ暗で。まじで街灯が近くになくて、何も見えなかったんですよ笑

 星はすごいきれいで、灯りが近くになくて、あーなんか島に来たなあって感じでした。逆にこの暗さがいいなあ、自然の闇って怖いしきれいだよなあ、いいなあとか思いました。

 自分がここで育ったら、多分全く違う価値観を背負っていたんじゃないかなあとは感じた。ほんとに、周りに人は少なくて、おじいちゃんおばあちゃんばっかで、娯楽も多くなく、夜はちゃんと真っ暗になるようなところで育った人と、東京とかの大都会で育った人が違う考え方になるのはごくごく自然だなあと思う。

 夜が深くてきれいで神秘的で、私はとってもこの島の闇が好きだ。

 東京の夜はずっと明るくて、あれはあれで雅な文化だと思うけれど、少し寂しい面もある。

 しかしどちらかを取るといわれたら、やはり私は東京の夜をとるだろう。年齢もあると思うが、島の生活は私には少し退屈だ。

 ここの闇の深さを楽しむのは、もう少し歳をとってからでいいだろう。でも、たまには訪ねてみたいと思った。