いつのまにか普通になってしまうことの恐怖
歳をとるにつれ、人間は段々と安牌な選択肢を選ぶようになる。
怖いのは、それが知らず知らず行われること。
自分が昔描いたキラキラした夢、煮え滾るような野望を、いつの間にか失くしてしまうことに気づけない。
私自身、地方の病院に来て、昔はそもそも医者なんてやる予定なかったのに、いつの間にか専門医を取ろうか、など悩んでいる自分がいる。
知らず知らず、そうやって安全で確実性の高い道を選んでいくのだ。人間はそうできている。
だから今回の記事は、ある意味今後の自分への戒めとしても書いている。
忘れるな、あの時の尖っていた自分を。
思い出せ、自らのキラキラした夢を。煮え滾る野望を。胸をえぐり、目頭が熱くなり、涙が出てくるほどの興奮を。
普通に迎合するな。周りが善意で止めても、馬鹿だといわれようと、普通からはみ出そうとしている自分を大事にするんだ。
心を奮い立たせ、突き抜け、そして物語を、現実にしよう。この現実を、物語にしていこう。