物語を現実に

この現実世界が、ファンタジーのような感動にあふれた世界になりますように。

選択していくほど世界は広がっていく

 高校生・大学生の前半くらいまでは、人生の選択肢はできるだけ多いほうがよく、後でもっと状況をよく見極めて一番ベストだと思うのを選ぶのが一番いいと思ってたし、そのためにできるだけ可能性をたくさん残しておきたかった。

 今でもある意味でそれは正しいと思う。人生の選択肢はあるに越したことはない。

 大学にも行ける、専門学校に行ってもいいし、働いてもいいという人と、高校出たら働かなくてはいけないという人では、絶対に前者のほうが進路の選択肢は担保されている。

 

 しかし最近は、実は選択肢を後に後に残しておくのはあまり得策ではなく、むしろできるだけ最初に選んでしまった方が、結果的に人生の可能性は広がっていくという風に考えるようになった。

 この理由は二つある。

 一つは、まず見えてくるステージが違う、というものだ。

 何かに飛び込んでとりあえずしばらくやってみた人にとって、違う世界に改めて入るにしても、なにかしら自分の業界との共通点が見えたり、結局プロとしての仕事にはたくさん共通点があったりと、なんだかんだいかせるところが多い。しかも、違う業界から改めて入った人は、その業界に最初からいる人と違う視点があり、業界同士の掛け合わせや新しいアイディアも生まれやすく、結果的に新しい価値も作りやすい。

 もっと言うと、ある仕事・業界を極めた人は、他の業界の一流の人達との接点がたくさん持てるので、結果的に最初からいる人より一足飛びに上達しやすいし、見えている視点も「トップ・最先端の目線」みたいなもので見れるようになる。こういった点から、結果的に選択をしていくほど、職業人、視点的な面でステージが上がるため、むしろ選択肢が広くなり、世界が広くなる。

 もう一つの点は、人間は選択を後回しにすると、行動もセットで後回しにする。結果的に、後回しにした分の時間をただ何もせず無駄にすることが多い(私はこのタイプであった)。無駄にした分の時間、選択していれば行動しているはずだった時間分、選択をした人たちは前に進んでいる。

 先に選択をしてしまったほうが、未来の自分からすれば「一つ道を進んでみた」経験があるので、考える材料が一つ増えた状態で次の選択をすることができる。後戻り・選びなおしも先にやっている分、まだやり直しがきくのだ。

 また、選択をした人は、その次の選択もすぐに決める決断力がつくので、どんどんと選択→行動を繰り返すことができる。結果的に、選択をしない人はどんどんおいてかれる。

 

 以上二つの理由から、個人的には、選択はできるだけ先にしてしまったほうがよく、そのほうが世界は広がるかなあと思っている。

 イマイチ自分でも説明しきれないので高校生とかには伝えにくいのだが…。もう少しまとめねばならぬ。