物語を現実に

この現実世界が、ファンタジーのような感動にあふれた世界になりますように。

悪意から距離を置くこと

正面から悪意や敵意をぶつけられるのはつらい。

でも、誰かが他の全く関係のない人にぶつける悪意も、浴び続けると心が疲れちゃうように思うのは私だけだろうか。

実は脳科学的には、誰かが炎上したり怒られたりするのを見ると気持ちよくなるそうだ。(オキシトシンの分泌が促進されるとのこと、今度暇があったら論文当たってみようと思う)。心理学的にはシャーデンフロイデという。

この現象については東日本国際大学教授、脳科学者の中野信子氏のlogmiの記事がわかりやすく書かれているので、リンクを貼っておく。(引用:2019/2/20)

logmi.jp

最近スカッとジャパンという、嫌な奴をとっちめるみたいな番組がある。確かに嫌な奴がいいようにやられてるのを見るのは一種気持ちいいのかもしれない。

でもふとした瞬間に、空虚な気持ちを覚える。他人を嘲笑うことで得た快感は、後でなんかいやーな感じで残る。皆さんはこんな経験はないだろうか。

恐らくこのいやーな感じは、「誰もプラスになっていない快楽」ってことで嫌なんじゃないかなあと個人的には考えている。

誰かが幸せになったわけではない、どちらかというと誰かの不幸を見ることで相対的に幸せ度が上がっているだけだ。

そんなことに時間を使うよりは、何かを生み出したり幸せを作りに行く方向に時間を使ったほうがいいように思う。

 

なので普段、誰かの不幸を探しに行こうとしている自分に気づいたとき、できるだけ意識して離れるようにしている。そちらのほうが、最終的には自分が幸せなような気がする。ついつい探しに行ってしまうんだけどね。気を付けねば。